ゲストOSのディスク拡張(コマンド)

VMware ESXi上のゲストOSで、vCenterサーバがないのに仮想マシンのバージョンを10に上げてしまって
GUIベース(VMware vSphere Client)で設定を編集できなくなった場合です。
なお、ゲストOSの仮想マシンバージョンはダウングレード出来ますので、ダウングレードして変更するってのもありです。

■環境
VMware ESXiバージョン:5.5(build 1331820)
vCenter Server:無し(Web Clientも無し)

仮想マシンのバージョン10

仮想マシンのバージョン10

仮想マシンのバージョン10


[設定の編集]を実行しようにもエラー
[設定の編集]でエラー

[設定の編集]でエラー


拡張するディスクの状態(シックプロビジョニング)
シックプロビジョニング

シックプロビジョニング

以下からゲストOSに割り当てられているディスクを拡張する作業になります。

1.ESXiサーバにSSH接続
他サイトを参考にrootユーザでESXiサーバにSSH接続

2. ディスクの拡張を実行

~ # vmkfstools -X <拡張後のディスクサイズ> <拡張するゲストOSディスクのvmdkファイルを指定>
ex 50GBに拡張する場合はvmkfstools -X 50g /vmfs/volumes/HOGE/WINDOWS2008R2/WINDOWS2008R2.vmdk
Grow: 100% done.

~ #

3. ディスクが拡張されたことを確認
VMwaer vSphere Clientで[ストレージ使用率の更新]をクリック。
画像は40GBから50GBへ拡張した時になります。

ストレージ使用率の更新

ストレージ使用率の更新

4.ゲストOSを起動して論理ディスク領域を拡張