Windows Server2008 R2 SP1が2011年2月17日に公開

次世代の仮想デスクトップを実現する「Windows Server(R) 2008 R2 Service Pack 1 日本語版」を
2 月 17 日(木)より順次提供開始

http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3953

>■ Windows Server 2008 R2 SP1の代表的な新機能
>
>1.  RemoteFX:
>
>RemoteFXは、サーバーに搭載された GPU(Graphics Processing Unit)を仮想化し
>複数の仮想マシンに割り当てることができる仮想 GPU 機能です。
>RemoteFX により、Windows 7 の Aero(R) グラス表示、 DirectX(R) アプリケーション、Silverlight(R) や
>Adobe(R) Flash(R) などの高度なグラフィック機能を仮想デスクトップでもストレスなく使用できます。
>また、RemoteFX は、クライアント側の USB ポートに接続されたプリンタ、スマートカードなどの USB デバイスを
>RDP セッションの接続先の仮想マシンにリダイレクト使用することが可能です。
>
>2.  Dynamic Memory:
>
>Dynamic Memory は、仮想マシンのメモリ要求に合わせてメモリを動的に割り当てる機能です。
>仮想マシンのメモリが十分にある場合は動的に回収し不足している別の仮想マシンに動的に割り当てることが可能です。
>1台のサーバーに多くの仮想マシンを集約させる必要のある仮想デスクトップソリューションでは有効にメモリを活用し
>集約率を向上させることが可能になります。

RemoteFXは、クライアントPCのデスクトップ仮想化に向けての機能ですかねぇ。
今のところ有名なのは、CitrixのXenDesktopでしょうか。
http://www.citrix.co.jp/products/xendesktop/index.html?cid=2_1_1_1_7
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/column/virtual/20101025_401824.html

Dynamic Memoryは、Hyper-Vでのサーバ運用はもちろん、上記で触れたクライアントPCのデスクトップ仮想化に向けてですね。
例えば、社員100人がデスクトップの仮想化をするとなると、1人にメモリ1GB割り当てたとしたら100GB必要になりますが
この機能が結構使えるのなら、上記例のように1GB/人割り当てても実メモリは少なく済むようになるかと。

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ところで、”仮想化”ということでVMwareやHyper-Vが有名で、Xenも結構知ってる人はいるんですが
Red Hat社のKVMを知ってる人は殆どいません。社内でも「何それ?」「CPU切り替え機(Keyboard,Video,Mouse)?」
Kernel2.6.20以降に組み込まれてるから、結構安定してるし動作が機敏なんだけどなぁ。
問題は知名度が低すぎて導入実績が殆ど聞かれないことでしょうか。

個人的には
・VMware
 導入するならほぼ迷わずVMware、なんですが「ライセンス料金が高いなぁ・・・」

・Hyper-V
 Linux OSの動作が駄目駄目過ぎるだろ…。っえ?Windowsしか動かさない?さようですか。

・Xen
 ハハハ。あんなもんギャグですよ。導入?正気ですか?!

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2011/2/11 追記
IIJのクラウドサービス(GIO)って、Linux OSが稼働するホストはXenなんですね・・・。